坂東三十三観音・第九番から十二番

久しぶりに坂東三十三観音を訪ねた。今回は、いずれも埼玉県内にある九番から十二番の4ヶ寺、坂東は広く遠いから、車で東京を出発した。

第九番・慈光寺（十一面千手千眼観音）
関越自動車道を走り、東松山インターで下りる。インターから約30分走って、急な坂道を上がれば、山の中腹に慈光寺があった。
寺暦はたいへん古く、7世紀の創建といわれ、天台宗のお寺だ（写真）。寺宝には国宝の法華経がある。
急な階段（写真）を上がったところに、観音堂があった（写真）。
左甚五郎作の伝がある小さな木馬が吊るされている（写真）。

第十番・正法寺・岩殿観音（千手観音）
東松山インター付近から、南に下って西方向に行けば、大東文化大学キヤンパスがあり、その少し先に正法寺があった。
真言宗のお寺、本堂右横の岸壁には多くの石仏が彫られている（写真）。ちょうど年の瀬なので、仁王様のお身ぬぐいが行われていた（写真）。

第十一番・安楽寺・吉見観音（聖観音）
東松山インターから東方向に走る。古代の横穴古墳群として知られる吉見百穴に近い。真言宗のお寺。
境内に阿弥陀如来坐像、地蔵菩薩像があった（写真）、階段を上がったところに本堂（写真）、右奥に華麗な三重塔がある（写真）。

第十二番・慈恩寺（千手観音）
岩槻市にあり、16号線を走る。渋滞に巻き込まれ、安楽寺から1時間半ほどかかって、やっと4時過ぎに到着。薄暗くなってきた。
天台宗のお寺、慈覚大師・円仁により開かれたという。玄奘三蔵法師の霊骨塔がある。

 

次回は吉野

コメント 6

古い寺もいいですね。
by テリー (2007-01-14 21:53) 

岩の壁にあるお地蔵様を見てほっとします。
お寺めぐりをすると、心身ともに引き締まります。
by ケンケン (2007-01-16 00:23) 

仁王様のお身ぬぐい！スゴいな！今は亡き祖父母と一緒にこれらのお寺を子どもの頃にまわりました。ちょうど祖父の命日が近かったので、お写真を拝見しながら、とっても懐かしく思い出しました。ありがとう。
by (2007-01-17 20:42) 

テリーさん、こんばんわ。若いときは、体育会系でしたが、いまはお寺まわりの、癒し系です。
by kohtyan (2007-01-18 21:39) 

ケンケンさん、こんばんわ。昔の人は岩に、仏様をたくさん彫ったのですね。
by kohtyan (2007-01-18 21:44) 

masaさん、こんばんわ。ちょうど年の瀬に岩殿観音を訪ねて、仁王様のお身ぬぐいに出会えました。これからも坂東33観音を巡って、予想しない光景を撮りたいと思っています。
by kohtyan (2007-01-18 21:54)