葛城古道を行く [古寺古社巡り]
奈良県御所市は、大和王朝以前の天皇家を支えたと云われる鴨氏や葛城氏が本拠としたところ、御所市の葛城古道を歩く。
船宿寺
近鉄御所駅から、五条センター行きバスに乗って、船路バス停で降りる。集落の中を歩いて間もなく、船宿寺についた。真言宗の古刹、境内は四季折々の草花で彩られる。
風の森神社
24号線を渡って、田園風景を歩くと、木立の中に小さな祠があった。風の神を祀っているという。
高鴨神社
さらに歩き続けると、赤い鳥居が見えてきた。鴨一族の氏神で格式の高い古社、京都の上加茂、下鴨神社の総社にあたる神社だ。
高天彦神社
田園地帯を歩き続けて、急な山道を息を切らして登る。平地になったところに、高天彦神社があった。
葛城氏の祖神を祀る古社、天孫降臨の地と伝えられるところ神話の里だ。
橋本院
行基が開いた高天寺の子院、兵火のため高天寺はなく、ここだけが残っている。
極楽寺
急な坂道を下り、林を通り過ぎると集落があり、やがて極楽寺があった。境内は小ぎれいに手入れされていた。
長柄神社
さらに下がって行くと街並みがあり、重文の中村家住宅があって、間もなく長柄神社があった。日本書紀に出てくる古社。
一言主神社
北へ進んだところの突き当たりの石段を上がったところ。一言主大神を祀る古社、願い事を一言だけ叶えてくれるという。
九品寺
千枚田の風景を見ながら、歩き続ける。ここは行基が開いた古刹、浄土宗のお寺、境内には、広い庭園があった。本堂の裏山には、千体地蔵や石仏群があった。
六地蔵
あぜ道を歩いて行くと、妙な時計台があった。やがて大きな石があり、山の方を向いて六体の地蔵が彫られていたが、すり減っている。
鴨山口神社
六地蔵から東へ下がったところに、、鴨山口神社があった。ここも鴨氏を祀る神社である。
坂道を下って行って、御所駅へたどり着く、近鉄電車で大阪へ戻る。2万歩以上の距離を歩き、疲れ果てた。
次回は節分会
どのお社も、地味で、渋みがあって、歴史を感じさせるたたずまいで、印象に残りました。高鴨神社、緑に囲まれて、静かで、特に訪れてみたいなあと思いました。
by (2007-02-05 23:26)
鴨氏や葛城氏・・・もう大好きすぎて・・・・・・、うっとりです。
本当に訪れる事が出来たらどんなに楽しいことでしょう。。。こちらのお写真を参考に。イメージを鍛えなくちゃ。
by (2007-02-06 21:50)